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外れ年

「そこにあるお絵かきグッズ、自分の部屋に持って帰って」

また使うから置いておきたいのにー
と不平を溢しながらも
仕方なく片付けを始める

「せんせいが『今年の1年生は自分の持ち物に責任がない』っていってた」

おお。

“今年の1年生”と他の学年を比べるこの感覚

体育祭や音楽祭の学校行事や生活習慣全般について
「去年の1年生はもっと自立していた」
とか
「今までの卒業生の中で一番声が小さい」
とか
クラス全体を鼓舞し意識改革をさせようとする常套手段

懐かしい

平成元年生まれ

「外れ年」らしい

なにがきっかけだったか曖昧だけれど
クラスメートの誰かが大人たちの会話から聞いた何かが

「うちらの年って外れ年なんだって。」

少しずつみんなに伝染していく

部活で入賞できないとか
テストの平均点とか
受験の結果とか

確かに一個上や一個下が優秀だったから

“他の学年と比べて自分たちは出来が悪い”
という意識があって

中学に上がっても高校へ行っても
外れ年だからしょうがないか
という諦めや言い訳

そんなことまで思い出して
夕飯の準備をしながら
ぼーっと懐かしさに浸る

「ねー!てゆーか、先生って1年生教えるの何回目なの?」

「3回目だね」

確か新卒3年目と言っていた

「え!そーなの!3回だけなの!」

こら。

「じゃあ、そんなに気にしなくていいってこと?」

どこまでもポジティブである

「じゃあウチが正しいんだ!!やったー!」

なぜそうなる。笑

羨ましいくらいに未来は明るいなぁ

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