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sheep's

水晶玉のことばに/を



ひとりの子と出会った


かれのこと、まわりのひとは

しょうがいじゃないか、って言ってた

その日もかれは体操の列からはなれて、
わたしはあとをついて、園庭の後ろを歩いてた



ふと、かれがうたっているのがきこえた

わたしのしらないことばで、

でもはずんでいるおとで

腕をあげて、足を踏みならす

たのしそう ダンス

となりにしゃがんでそれをみてた

草のところどころ生えた白っぽい園庭

そして突然下を指さして、

そしてそれから上を指した!

その時わたしは空を見て、

ああ!  なんて!  
空は広いんだ

目眩がするほどびっくりした


そしてそれから地面を見たら

ああ!  なんて! 
地面は丸いんだ!!!

空と地面と魚眼レンズのようにひとつにつながって

わたしたちふたり
まんまるい、おおきなまあるい水晶玉のなかにいるようにみえた

ことばってなに?

かれはしょうがいなんだろうか
こんなにみえなくなっていたことを教えているのに
ぜんぜん聴いていないのは、わたしたちのほうじゃないか

わたしたちはみんなことばに/を奪われているんじゃないのか

このこえをきこえるようにするにはどうしたらいいの?
ことばを取り戻すにはどうしたらいいの?

時間が必要だ時間が
注意深く世界に耳をすます時間が
そして
書くことのおそろしさを知ることが


わたしはもうかけない
それでも、かかなければならない

How you day?

ほんものをみて
ほんものはすくない
ほんものをみていて
ほんものはあるのよ
「かたち」とはちがうの
ただ「かたち」を借りて闘っているの
よくみていて
よくみていて
みみになって
うばわれているものを

「相/合い/間」

2020-12-15

大量のバッタの群れが、農作物を食い荒らす害のこと、知ってるかい
バッタの蝗、で「蝗害」っていうんだけどね、

蝗害をもたらす大群の中のバッタは、色や足の形をはじめ、見た目がぜんぜん違っていたので、
大人しい普通の単独バッタとは、ずっと別種のバッタだと思われてたのだそう。
でも、研究者が蝗害のバッタを一匹にしといたら、なんと、そのうちに何の害もない「ただのバッタ」に戻っていったんだって。

一匹だけだったら、何にも害をもたらさない、ただのバッタなの。
ところが、バッタが数匹集まったとき、「集まってるよ」ってフェロモンが出て、ただのバッタが、だんだん集まる内に、どんどん攻撃的・貪欲になって、みんなが同じ方向に向かって行進するようになって、見た目もいかつくなっていくらしい

ひとりだと普通の人が、集団になると、同じ方向に向かって、ワルいことにも加担できてしまうのと同じイメージなんだって

そういう個を喪失して凶暴化したバッタの相貌は、「群生相」っていう。
それは人相の「相」

「相」は、木を見ることで、詳しく見るが語源と言われているんだけど
「合い」と語源が同じという説もあって、「合い」は、つまり「間」のことなの

あいだにつながっているものが、わたしたちを相互につくりかえているの
あなたはわたしの一部
わたしもあなたの一部

わたしたちは切り離されてるって思わせようとされてるかもしれないけどさ

「あいだ」に生まれ来るものが、
わたしたちの「人相」も変えているのかもしれない

バッタが「凶暴化」してるっていうのは一つの見方で
彼らの食物を奪い土地を破壊してるのは人間かもしれないし

でも、集まったときに、みえないんだけど、確かに「あいだ」が、
たぽんとした湯船のような、くすぐったい気持ちよさが、創発するんだよね
バッタとの間にもあるのかも
できるだけあったかな相にしたいなあ
それをみたいなあ
かいでみたいなあ
見えなくなっているんじゃないかしら
いまたくさんのものが

『詩句のある静物』

其処に在るてふ事の不思議さよ

実にひれ臥して祈らんか

されど彼は答へはすまじ

実に只描け

在るてふ事を解き得る迄

 

 

(1918, 関東大震災で焼失)

vjerujem

ひとがひとりもおんなじじゃなくて
ひとりもおんなじものにはまらないから
わたしとあなたがはみだすから
いまここで
あなたがわたしをつくる
わたしがあなたをつくる
いびつだから、あなたとであえる
かわりつづけるから、またであえる
それがうれしい
わたしは先にあなたを信じる
目の前のあなたの先に無限の過去と未来をみる
わたしはひとの熱を信じる
先に信じられていたから
熱をもっていることを
不完全で、あいまいで、わりきれない人間を愛する
不完全で、あいまいで、わりきれないから聴ける声がある
それぞれが、それぞれの場所で、それぞれのやりかたで、
世界に溢れる痛みと悲しみにただ応答する
きっと応えるでしょう?
Humanityを信じる
この世界はあそぶに値する
あらゆるものが消費されてしまうとしても
傷つけられることばかりだったとしても
どうか信じて、この世界に、飛び込んでみてほしいのだ
わたしはあなたを信じる
そんなに悪いところじゃないな、って思えるかもしれないから
長い時間をかけても、
愛に出会えるのだとわたしは信じるから
おもいきり遊べよ!
この世に生まれてきたのだから!
のびのびと遊べよ!
いっしょに色々なもの、
みにくいもの、おそろしいもの、
そのなかによわく光を放つ、
美しいものをみよう
わたしは信じる
届くことを
わたしがわすれても
わたしのつないできたもの
それを、ここに放つ
sheep
2020.11.14

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